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日本巡り その10 寺巡り編 - 京都・高雄を攻略 
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神護寺の楼門

神護寺の楼門

ボクの家の近くにある京都市営地下鉄の「太秦天神川駅」は、去年の1月に開通・オープンしました。
この駅のオープンに伴い、市バスの路線も大きく変更されたのです。

今日行った高雄へは、以前なら仁和寺の前まで行ってから高雄行きのバスに乗るしかなかったのですが、高雄行きのバス(8系統)が太秦天神川駅経由に変更されて、気軽に行けるようになったのです。

神護寺はボクの好きなお寺の一つでもあるし、崇拝している土門拳が足繁く通ったお寺の一つでもあります。
土門拳のエッセイを読みかえしていたら行きたくなり、小雨が降っているにも関わらず、バスに飛び乗ったのでした。

高雄山・神護寺

行く度に「この石段はハードだ・・・」と痛感さ迫られます。
もちろん、今回も激しく有酸素運動マンと化しました(w

シンドクてもあの楼門が見えはじめるとかなりテンションが上がります。
三枝師匠のように「いらっしゃぁ〜〜い」と明るく向かえてくれる気がするのはボクだけでしょうか。

楼門をくぐって(左右にある時国天・多聞天は門のサイズにぴったりはまってないけど、意外とディテールはイイ)、金堂にいくと、今回は若い坊さんが迎えてくれました。
「内陣まで進んで、どうぞ」と言ってくれたのは始めてで、かなりうれしくなりました。
金堂内はかなり暗くて、いつもは厨子に入っていて真っ黒な本尊の薬師如来立像がよく見えなかったのです。
その本尊をじっくり見る機会に恵まれて「おおっと、今年はノッテルね、オレ!」とさらにテンションが上がるのでありました。

薬師さん、かなりいいです。
平安時代につくられた、国宝指定ですから良くてあたりまえって声もあるかもしれないけど、そんなことは脇に置いてもボクにはかなりグッときましたよ。
薬師さんの横には、鎌倉時代の日光・月光菩薩・室町時代の十二神将&四天王があるのですが、いつも思うのは・・・「もうすこし配置を考えておいてくれればもっとよく見えるのに」ってことです。
ただ単にズラッと整列してるだけなんで、一つ一つの像はかなりイイのにもったいないわけ。
興福寺の東金堂の配置くらい派手にやっても、それぞれの像は耐えられる出来だとボクは思うのですが・・・やっぱり山岳系寺院の質素さが出ているということなのかもしれません。

槙尾山・西明寺へ

神護寺の奥にある西明寺に向かいます。
清滝川沿いにずーっと歩いていくと、すぐに見えてきます。

川をわたって参道にはいるのですが、ここの参道はあまり険しくありません。
全面石段でちゃんと整備されているので、かなり気軽に登れます。

ずんずん境内に入ってみると、本堂に「拝観受付」の看板はあるのですが、誰もいません。
「あれー?」とおもいつつ、社務所が横にあったのでそちらにいってインターホンを鳴らしてみますが、誰もでてきません・・・
「むむむ・・」と思っていると・・・いつもの展開ならここで誰か登場してくれるはずなのですが・・・結局誰もいませんでした(w

本堂の襖を勝手にあけて中を見てみたのですが、本尊の釈迦如来は閉ざされた厨子の中。
「勝手にあけてる」ことに引け目を感じているので、それだけ確認して退散してきました。
もちろん朱印もゲットできず・・・残念ですが、また別の機会に行きたいと思います。

栂尾山・高山寺

「三尾」の最後、高山寺に向かいます。
清滝川をさらに登っていくわけですが、途中で周山街道に合流してしまいます。
周山街道をさらに北にいくと、「表参道」が登場。
高山寺の表参道は、うっそうとした杉の林の中を通っていてかなり厳かな雰囲気。
チャラチャラした気持ちで歩くと「天狗」が出てきてしばかれそうな感じです(w

表参道はまっすぐ「金堂」に向かっています。
金堂につくと、金堂前に女性が一人すわって休息してました。
厳かな表参道を登ってきて、身も心も「ぜぇぜぇ」言わせていたボクは、人がいるなんて思ってなかったのでかなりビビリました(w

金堂はガラス越しに中を見ることしかできなかったのですが、ガラス越しでも中が暗くて全然見えなかったです。

高山寺の薬師如来(奈良・重文)

高山寺の薬師如来(奈良・重文)

こいつがいると思ってたのですが・・・かなり残念。。。
この薬師如来、目がかなり特徴的で是非見たかったのですが・・・

しょうがないので、杉の木林にひろがる伽藍を散策。

こんなのを・・・

こんなのを・・・

こんな風に撮ったり・・・

こんな風に撮ったり・・・

こんな風に撮ったり・・・

こんな風に撮ったり・・・

と、カメラ撮影のネタを考えつつのんびり過ごさせてもらいました。

厳かな雰囲気の参道・伽藍ではありますが、段々とボクの気持ちもやわらかくなってきて、いい感じに。
なんとなくですが、山を信仰する人の気持ちが少しだけわかったような気がしました。

そうそう、高山寺と言えば「鳥獣人物戯画」ですね。
マンガのオリジナルといわれているやつです。

マンガのオリジナル

マンガのオリジナル

本物は東京および京都国立博物館にあるとのことで、高山寺にはレプリカしかありませんが、みればみるほどオモシロイですね、これ。
書かれたのは、平安および鎌倉時代なんですが、「想像を絶する想像力」っていうんでしょうか、かなり刺激になりました。

あといつ見てもグッとくるのは、明恵上人の「阿留辺畿夜宇和(うるべきようわ)」の書と、伝・運慶作の犬(w

犬。運慶作なのか?

犬。運慶作なのか?

犬は、なんか写真で見るとかわいくないけど、実物を見るともっとかわいく感じます。
ただ、今はガラスケースの中に展示されてて、味も素っ気もないのではありますが。。。
土門拳が写した時の様に、縁側にそっと置かれていて欲しいなと思うのですが・・・

そうそう、縁側で思いだしましたが、高山寺の石水院は今工事中です。
受付のオバハンによると、終了するのは3月末とのこと。
4月になったら、また行って、あの縁側でゆっくりしたいと思います。

朱印

神護寺の朱印

神護寺の朱印

高山寺朱印・・・

高山寺朱印・・・

神護寺の朱印は、金堂にいた若い坊さんが書いてくれました。
ちょと「若い」感じがでちゃってますが、練習の成果が見て取れます。

西明寺は、上述の通り、未入手。

問題は、高山寺の朱印です(w

書いてくれたのは、さっきも登場した「受付のオバハン」です。
多分、住職の奥さんかなんかだと思うんですよね。
で、住職がいないもんだから書く羽目になってこんなことに(w
たまーにあるんですよね。ど下手な朱印。若い坊さんに多いのですが・・・

それでも、見れば見るほど味があってボクは好きです。

オバハン、ちょっと後ろめたさを感じたのか、「鳥獣人物戯画」の立派なカレンダーを無料でくれました。
ボクとしてはかなり得した気分。
下手でも全然ボクは楽しめるわけですから。

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