映画三昧 その3 PARIS JE T’AIME(2006年 オムニバス)
1 月 4th, 2009
パリをネタに18人の映画監督がショートストーリーを撮り下ろしている「PARIS JE T’AIME」を見ました。
ストーリーのリストは以下の通り。
- モンマルトル(監督:ブリュノ・ポダリデス)
- セーヌ河岸(監督:グリンダ・チャーダ)
- マレ地区(監督:ガス・バン・サント)
- チュイルリー(監督:コーエン兄弟)
- 16区から遠く離れて(監督:ウォルター・サレス)
- ショワジー門(監督:クリストファー・ドイル)
- バスティーユ(監督:イサベル・コイシェ)
- ヴィクトワール広場(監督:諏訪敦彦)
- エッフェル塔(監督:シルヴァン・ショメ)
- モンソー公園(監督:アルフォンソ・キュアロン)
- デ・ザンファン・ルージュ地区(監督:オリヴィエ・アサヤス)
- お祭り広場(監督:オリヴァー・シュミッツ)
- ピガール(監督:リチャード・ラグラヴェネーズ)
- マドレーヌ界隈(監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ)
- ペール・ラシェーズ墓地(監督:ウェス・クレイヴン)
- フォブール・サン・ドニ(監督:トム・ティクバ)
- カルチェラタン(監督:フレデリック・オーピュルタン)
- 14区(監督:アレクサンダー・ペイン)
どれもこれも「出会い」、もしくは「別れ」の情景をテーマにした作品です。
常日頃から「日常と非日常の間にいたい」と思っているボクとしては、「出会い」や「別れ」はまさに「日常と非日常の間」の代名詞だと思っているので、どの作品もかなりグッときました。
特に「セーヌ河岸」。
アラブ系移民の女子大学生と、パリジャン丸出しの男子大学生の出会いの話。
アラブ系移民の女子大学生と知り合った男子大学生が、彼女ともう一度会いたくて、モスクの前で待ち伏せしてると、彼女と彼女のおじーちゃんが一緒に出てくる。
おじーちゃんは、孫がとっても意識しているパリジャンな男子大学生に対して、最初は警戒しているわけだけど、孫の様子を見て「一緒に帰るかい」と男子大学生を誘う。
おじーちゃんは、孫娘の自慢を男子大学生にしはじめるんだけど・・・そこで
「孫は大学でフランスの歴史の勉強をしている。そして、将来彼女なりのフランスを語るようになるんだよ」
と、言ってFin。
ボクは、このセリフが、このオムニバス映画集の中で一番グッときました。
こういう感覚を目の当たりにすると(どういう感覚を感じたかは書かないことにする)、いっつもボクは「日本なんかにいちゃいけない」って思うのです。
若いときは、こういう時にすぐに「外国にどうやって住むか」なんてことを考え始めてたわけですが、今はかなり冷静で、以下のような思考パターンでリアリティをもって消化できたりします。
- 「日本にいちゃいけない」と思う。
- 「いちゃいけない」ってことはない。それは乱暴すぎる。
- 日常と非日常の間にいることができれば、「日本・外国」「都会・田舎」などなど・・・全部意味はない!と思い直す
- 「できること」をやって無理せず、自然に「日常と非日常の間」にいることを目指すことを再確認。
- そして・・・「日本巡り」の企画を考えはじめたりする
ってな具合ですねw

