年始に気になったこと
元日です。
雨が降っていましたが、少しくらいの雨はものともしないボクは、傘も持たずに日課の散歩へ。
JR花園駅の近くにある、直角カーブの道に差し掛かった時に・・・カーブの真ん中であるにも関わらず赤い車が徐行していて、運転手と助手席の人が、後方を振り返ってなにやら話している・・・そんな不自然な光景に出くわしました。
「アホなのか?さすが右京区・・・」
と思いつつ、ボク自身もカーブを曲がってそのまま歩いていくと、曲がった先の歩道に・・・呆然とするオバハンと、倒れた自転車の上に倒れているオッサンがいるのに気づきました。
赤い車の二人はこのオバハンとオッサンを見ていたのでした。
どうやら、オッサンが転んだらしく、オバハンはびっくりして身動きとれないで立ちつくしている・・・そんな状況の様です。
さらに近づいてみると、オッサンがまったく動いていないことに気づきました。
オバハンは、ボクの姿を目にすると、助けを乞う様にボクを手招きしはじめました。
「ただならぬ状況」と思い、走って駆け寄ってみると、オバハンが・・・
「この人、酔っ払って・・・」
とだけボクに説明。「え!?」と思って、オッサンに「どうしたの?」と聞いてみると「いやぁ・・・酔っちゃって・・・」とまったく身動きしないで、転がった自転車の上にうつ伏せになった状態で言ってきました。
「あ、死んでないのね・・・」と、少し安心したボクは「どっか痛い所あんの?」とさらに質問。
「んんん・・・ないよ・・・風が気持ちいいよ」とオッサン。
「ダメだよ、こんなところで横になってちゃ・・・」とボク。
「んんん・・・転んじゃったからさぁ・・・」とオッサン。
見かけによらずかなり「緩い」状況だと察したボクは、オッサンの両脇を抱えてオッサンを起こしてあげました。
オッサンの顔は見事にピンク色。目は真っ赤に充血。表情は布袋さんのような笑顔。
「こんなところで寝てちゃだめだよねぇ・・・酒飲んでるのに自転車運転しちゃだめだよねぇ・・・」と、オッサン。
少しイラっときて「こいつ、しばいたろか」と思いつつも、「そうだね、酔ってんだったら自転車は押していこうよ」とボク。
ハッと、「オバハンは?」と思ったボクがオバハンの方を向くと、オバハンも普通の表情に戻ってて「だめだよねぇ、正月でもこんなに飲んで転んじゃ」と(オッサンとオバハンは赤の他人でした)・・・
ボクは、なにもできなかったくせに普通を装うオバハンに少しイラっとしつつ、「このオッサン、自分で転んだの?」と質問してみる。
「そうそう」とオバハン。
さっきの赤い車と接触して転んだのかと少し疑ってたんだけど、証人による証言がとれて・・・ま、一安心。
とりあえず、これ以上は関わってもしょうがないと思って、オッサンが自転車を押して歩き始めたのを確認してからボクも立ち去ることにしたのですが・・・そこで、オバハン・・・
「ニーチャン、アメちゃんどうや?」
「カーブの途中で後ろを振り返っている運転手が運転する車に、対向車がきていたら・・・」とか・・・
「酔っているオッサンがひっくり返った時に、よける能力のないおばあさんが横にいたら・・・」とか・・・
簡単に色々想像できるこの状況なんだけどなぁ・・・
なんだか、すべてがこんな調子でもいいんじゃないかって・・・
バカな頭であーでもないこーでもないと考えて、考え過ぎの果てに失敗を繰り返しているボクってなに?って・・・かなり強く思いました。

