Daily Archives: 2008 年 10 月 14 日

Wicked Problem - たちの悪い問題 
ネタ蔵キーワード:デザイン [文化・芸術]

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DIY FAIL
Creative Commons License photo credit: xrrr

Horst Rittelというデザイン理論のエライ人が、プロジェクトが数々の問題を抱えている状況を「Wicked Problem」と言ったという話をずーっと前に誰かから聞いたのを思い出しました。

Wikipediaで調べると、日本語版にはなく、英語版にありました。

これは、日本の社会が「プロジェクトはさまざまな問題を抱えるもの」みたいな考えをベースにやってきている証拠かもしれません。

Wicked Problem」は・・・

  • 境界線がはっきりしない
  • 完全に理解できる可能性がない
  • Stake Holderと呼ばれる、プロジェクト自体に利害を持っている人がいっぱいいる
  • Stake Holderは勝手にいろんなことを言う
  • 制約事項がいっぱいある
  • etc.

といった項目をもれなく含んでいる問題です。
ボクがこれまでかかわった仕事・・・主に受託業務として・・・は、ほとんどが「Wicked Problem」に近い状況だったって気がしてきました。

じゃ、そんな状況でプロジェクトに関して決定権のある人が何をやっていたか思い出してみると・・・

  • 「複雑だねぇ~」とへらへらして、解決策がどっかからやってくるのを待っている
  • ごく小さい問題・・・その人にとっては解決できる唯一の問題・・・にフォーカスして作業し、仕事をしているつもりになる
  • どんどん人や時間を投入して、機能しないパワープレイを演じ始める

などなど。

で、もっと言うと・・・実はみんなこういう状況が好きなんじゃないか?って仮説が成立するような気がするんです。
なんの因果か知りませんが、好んでこういう状況を生み出している・・・そんな気がしませんか?
(だからこそWikipedia日本語版に「Wicked Problem」って単語がないんじゃないか・・・と本気で思えてきました)

多分、netaryoくんなんかにこんな話をすると「そういうもんだからな」と言うような気がします(w

その通りだと仮定してみると、「そういうもん」ならしょうがないってなるわけですが・・・問題はそこじゃなくて、ボクがその「パワーゲーム」に参加せざるを得ないビジネスモデルで仕事をしているという事実。

ボクは「そんなもんじゃない」と思ってこういうことを仕事にしてきたけど、「そういうもん」なら・・・もうやってられないわけです。
そんなことにボクの貴重な時間をつかってサービスするつもりは全然ないわけです。

というわけで、ボクの個人事業におけるモデルを再考する時がきている気がしています。
ま、今はまだ気がしているだけで・・・「そういうもん」かどうかもっと考えてみたいし、「そういうもん」って思えたら「じゃ、どうすんの?」っていう問いに対して答えをみつけなくちゃいけません。

う~ん・・・これもまさに「Wicked Problem」ですね(w
でも・・・「へらへら」したり、「問題をすりかえ」たり、「誰かに考えて」もらったりせずに対処したいとボクは思うのでありました。

西国三十三所結縁総御開帳 
ネタ蔵キーワード:仏像 [文化・芸術]

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Samyaksambuddha
Creative Commons License photo credit: bostik_

すっかり秋です。空也さんに会いに「六波羅蜜寺」に久しぶりに行ってきました。

「空也さん」とか平気で書いてるとわからない人もいるかもしれません・・・詳しくはWikipediaあたりで調べてもらうとしますが・・・要は六波羅蜜寺にある空也上人の有名な仏像を見に行ったということです。
「上人像も仏像なの?」という疑問はあるとは思いますが、もはやグルグルな日本の仏教界。「なんでもいいじゃん」ってことでご理解を(w

久しぶりに見た空也像は、やっぱり「歌って踊ればいいんじゃないの?」と言ってきているかの様。
見るたびにそんな気にさせられる不思議な像なのです。

六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)は、西国三十三所の一つです(清水寺とかも入っている)。
で、この9月から来年の5月まで、西国三十三所の各お寺で、普段は見ることができない「秘仏開帳」が行われるというイベントが催されているのを知りました。

西国三十三所については「西国三十三所巡礼の旅」のサイトをどうぞ。

通常、「秘仏」ってのは66年毎とか33年毎とかにしか見れない仏像のことなんですが、「花山法皇一千年御遠忌」ってことでの開帳イベントになっています(花山法皇は西国三十三所を考案したイベンターですな)。
しかも、このイベントにはJRもからんでいて、朱印ではなくスタンプラリーなんかもやってたりします(JR 駅からはじまる西国三十三所めぐり)。

JRがバカバカしい乗っかり方していようとなんだろうと、秘仏が見れるなら・・・しかも一斉に・・・ボクもこれに乗っからない手はないのです。
かなり元気でタックル&横入りとか平気でやってくるジジババがウザイ・・・とか、金払わないと見せてくれない傲慢な寺・・・とか、なんだかJRを使うのが悔しい・・・とか、人が一杯いるのが大嫌いなボク・・・とか、仕事があったら動けない・・・とか、もはやそんなことはどうでもいいのです。
秘仏はかなりの確率で「もう一生見られない」のですから。

このイベント、9月スタートってことですでにかなり出遅れているボクですが、ここは一発奮起してガーッと回ってみたいと思います。
スタンプラリーはしませんが、朱印集めはずっとやっていることなので朱印ラリーを勝手にやります(w